施工実績 WORK
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雨漏れ対策:金属サイディングと屋根材のふき替え
雨漏り調査板金施工 COVER施工後 AFTER令和6年9月2日から18日(和歌山市北)
(ご相談内容)
数年前より2階押し入れ天井に雨漏れが発生しており、ガス屋さんに紹介してもらった業者さんがとりあえず応急処置してくれたことや、発生が年に1回程度と少なかったこともあり、そのままにしていたようです
ところが今年に入ってから発生時の雨漏れ範囲が拡大し、量もタオルを置くだけでは間に合わず洗面器で受ける必要があるほどになってきたということでご連絡をもらいました
事前調査では2階への雨漏れですので、まず屋根を中心に確認しました
2018年の台風時に南に面した屋根材が何か所か飛来物により割れたことがあり、してもらった応急処置はその下に板を差し込んで押さえるという内容のものでした
ただ雨漏れの発生場所が北側の部屋側だったこともあり、割れた箇所と離れているため、他の可能性も考えてもう少し範囲を広げて調べることにしました
今回のお家は連棟形式で建てられている造りで、お隣の屋上防水層の側にこちらの△の外壁部分があるのですが、その外壁と防水層の取り合いなどもシーリングがかなり劣化している様子でした
通常雨漏り調査は散水で行うのですが、今回は当初から屋根材をめくることが決まっていたため、屋根の葺き替え時に内部から確認して、どこから雨が浸入しているのかを再調査する順番で工事を進めさせて頂くことにしました
(雨漏りへの対策)
今年の夏も非常に暑く、屋根での作業が危険だったため9月に入ってからの施工をお願いしたのですが・・それでもまだまだ猛暑でお昼前後の時間帯は作業を中止にし、熱中症対策をしながら屋根材の撤去を進めていきました
その後一部分のみルーフィングをめくり、内部に入って隅々まで調べることで正確に雨水の浸入口を見つけることが出来ました
結果、ルーフィングの効きが悪くなってきておりカラーベストが割れた箇所からと、△外壁部分の下側から勾配でこちら側に流れ込んでいることが分かり、かなり雨水が防水層の上に溜まっている状態でした
既存△の部分はベニヤ板の上にケイカル板を張り付けて、取り合いをシーリングした上で全体を塗装するという簡易な作りでした
そこでまずは屋根の復旧を優先して進めて、その間に外壁カバー工事で使用する金属縦張りサイディングや板金の段取りをしておくという手順をとりました
(全体)
既存屋根材はノンアスベストに代わった初期の材料で、非常にもろく撤去する際にも持ち上げるとすぐに割れてしまうので、荷下ろしで破片を落下させないよう注意しました
その後ルーフィングを張り直した上に屋根材を葺きなおしていき、最後に再利用した棟板金を同色にて塗装しました
△外壁部分はお隣の方に了承を頂いて、既存のゴムシート防水を補強するために上からシーリングとウレタン防水を施工しました
それから下地を組んで金属サイディングを張り付け、サイディングと板金や防水層など各所取り合いのシーリングを行い、2重・3重で雨が流れ込むことがないように対策を取るように気を付けました
※それからなかなか強い雨が降りませんでしたが、今月2日(土)の短時間大雨の際にも大丈夫だったとのご連絡を頂きました
工事の際に屋上で作業させて頂き、お隣の方にはたいへんお世話になりました
お隣も1階風呂の天井部分への雨漏れが発生しているとのことでしたので、合わせて雨漏れの事前調査を行わせて頂きました
こちらはある程度雨水が溜まるほどの雨量の際に、シート防水の劣化部分から染み込んでいる雨漏れでしたので、修繕を提案させて頂くことにしました(和歌山市北にて)
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サイディング幕板カバー工法
外壁塗装カバー COVER施工後 AFTER令和6年3月27日から4月15日(和歌山市神前)
(ご相談内容)
前回の外壁塗装から10年が経過し、2度目の塗り替えをお考えでした
一見、まだ大丈夫そうに見える外壁の状態でしたが、ボードの反りによるサイディングの隙間が多く発生していたり、釘止めしている部分の割れが見られました
また早めに手当てをしていきたいというお考えで、10年・20年と年数を守って施工したいご意向でした
というのも前回の外壁塗装の際に塗装で対応した窯業系の幕板が部分的に吸水→柔らかくなってしまい劣化し削れ取られている、状態でした
台風などの際に落下する心配もあり、部分的な幕板の交換し、シールと塗装で修理する、と当初は提案させて頂きました
(対策)
幕板の板金カバー:足場を組み全体を確認してみると、交換する必要のある箇所が予想よりもやはり多いことが分かりました
しかし腐食部分は幕板の上部の角部分がほとんどでしたので、弱った部分を取り除き乾燥させてから、シーラーで基材を固め、パテ処理を行って型取りして全体を板金でカバーする方向に変更しました
こうすることで部分的な交換よりも、一周全体を長い期間にわたってガードすることができ、安心度を増すことができました
外壁の割れ:割れには通常シーリングで補修を行いますが、薄く打っても効果が小さく、厚く打つと補修跡が目立つ、という難しさがあります
そこで今回はエポキシ樹脂のプライマーを使用してまずひび割れ内部を固めて再発を防止してから、「リペアエポ」という同じくエポキシの注入材を用いて、表面に盛り上げず平らに補修を行いました
サイディングボード板間のすき間:サイディングは下から順に張り上げていきますので、年数を経て下から見上げてみると板と板のジョイント部分が開いているように見えます
小さいものは特に問題はありませんが、大きくなると雨水が壁内に浸入する原因となりますので、外壁の下塗りが終わった段階で充填し、それから色の塗装へと移行するようにしました
(全体)
外壁の塗料は低汚染型の遮熱タイプを使って、長い期間美観を保てるようにしました
また前面が道路のため西日がよく当たる立地でしたので、西寄りの外壁には上塗りを+1回して対候性を高めるように注意しました
既存幕板の上部にも補修の後に仮シーリングを打ってから、幕板の板金を取り付けて、外壁との取り合いにもボリュームを持たせてシーリングをのせるようにしました
2重の対策で幕板裏側に水が回らないようにして仕上げるようにしました
シャッター部分の雨戸は、比較的きれいな状態を考慮して塗装しないことにしましたので、ボックスのみさび処理と共に近似色で塗装しました
外壁等が完成してから、エアコンを入れ替えるため余分が出た化粧カバーを、劣化した復旧させる箇所に回し取付たり、かなり錆びたトイレの配管の金具を新しいものに交換したり、基礎を保護するクリアー塗装を施したりし全体が完成となりました(和歌山市神前にて)
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シーリングの量が少なくならないよう注意する
外壁塗装施工前 BEFORE施工後 AFTER令和6年4月27日から6月9日まで(紀の川市貴志川町)
(ご相談内容)
・1階事務所入り口ドア上に雨漏りが発生しており、色々と手立てを取ったのだが現状は止まっていない
・屋根からの排水がうまくいかず雨水が溜まっている状況があり、竪樋の接続が悪く途中で溢れており、汚れがついて見栄えがよくない
・普段人の目が届かない箇所に鳥の巣がたくさんあり、一部は素材が排水を妨げているため取り除き、対策を講じたい
・外壁全体に色合いが良くないため、明るい色合いにして雰囲気を変えたい
・台風時など飛来したものでALCの外壁が傷つき、雨水の染み込みが心配なので埋め戻して修繕したい
・屋根を塗装した方が良いのか、しない方がよいのか判断したい
などなど、多くの気になっている点や対策した方が良い点がありました
(対策)
シーリング:ALCの外壁については目地部分は増し打ち、窓周りや板金周りなど量をのせにくい箇所は撤去し、バックアップ材を入れ直してから打ち替えで対応することにしました
使用材料はウレタンではなく、長く持つ耐久性のことを考えて、たとえ工場の外壁であっても1液の変性シリコンを使うことにしました
こちらは先打ちでシーリング工事を行ってから、塗装作業としました
パネルの外壁は塗装を先に終えてから、最後にシーリングで仕上げる工程としました
合計200キロ以上のシーリング材料を使用し、ケチらずにたっぷりと外壁にのせるよう施工することを心掛けました
雨漏り:まずは原因を探るために散水調査を実施し、これまでに手を入れられている部分も含めて調べていきました
1階屋根板金など沢山の場所にシーリングが施工されており、なかなか止まらなかった雨漏りであったことが見て取れました
順番に水を掛けていく中で、一つの箇所だけが待機時間5分足らずでドア付近に水が落ちてきたため、原因となる外壁の箇所の絞り込みが出来ました
今回はシーリングをボリュームつけて止水対策とすることにしました
サビ:外壁には多くの配管・配線が残っていたため、今回の工事で使用されていないものはすべて取り除いていきました
それらを外壁に取り付けている金具やバンド類はサビており、さびが外壁に汚れとなって垂れるため美観を損ねていました
必要な金具は一旦取り外し、塗装作業を終えてから新しい金具へと取り替えて、当分の間錆びることがないように対策をとりました
シリコンシーリング:塗装がくっつかないシリコンのシーリングは他の業者さん(電気屋さん・設備屋さん)が使用します
今回もいたるところに使われており、塗装する箇所にあるものは取り除いた上でバインダーをはさんで塗装がひっつくように下処理を行いました
塗装してすぐはなんとかくっついているように見えるため分かりませんが、年月が経つとこのような処置をされていない部分は、塗膜がめくれて美観を損なる原因となります よって一つずつ面倒でも行いました
(全体)
塗料はALCの外壁には1液遮熱フッソ塗料を用いて、3分つやのブルー系で仕上げました
金属のパネル外壁が正面側にありましたので、こちらは2液溶剤フッソ塗料を用いました
パネルの方はシーリングを後打ちで行い、外壁の塗装が終わってからシーリングと古いバックアップの撤去をして、新しくボンドブレーカーのテープとバックアップ材を部位ごとに種類を変えて入れるようにしました
また陽のよく当たる部分は塗装回数を調整し増やしたり、シーリングの劣化が進みそうな部分には板金加工で日光をガードするものを取り付けたりし、全体として均一に長持ちが保てるように配慮しました
外壁の傷ついた凹凸部分には、シーラーで下塗りをしてから外装用パテで埋め戻し、テクスチャー(模様)を戻してから塗装工程へと移るようにしました
竪樋については外壁に取り付ける金具の数を増やして強度を上げ、ジョイントでずれが発生しにくいように対策しました また排水を妨げないよう泥類は全て始めに取り除いて流れをチェックしてから取り付けるようにしました
またメッキ加工されたパネル部分は、ペーパー掛けを入念にして足つけをしっかり行ってからプライマーの塗装へと移行したり、サビている箇所以外にもさび転換剤を塗装して、下地をきちんと固めてから色を塗っていくようにも注意しました
外壁全体をブルーグレーの色で仕上げましたので、バルコニー内は色を変えて白系にし、遠目にすっきりとした印象でまとめるように配色しました
6月に入りましたが、ちょうど梅雨入り前にこまかな部分も完了し、天候が良い時期に仕上げることができました(紀の川市貴志川町にて)