LOADING

施工実績 WORK

CATEGORY
  • サイディング幕板カバー工法

    外壁塗装
    カバー COVER
    施工後 AFTER

    令和6年3月27日から4月15日(和歌山市神前)

    (ご相談内容)
    前回の外壁塗装から10年が経過し、2度目の塗り替えをお考えでした
    一見、まだ大丈夫そうに見える外壁の状態でしたが、ボードの反りによるサイディングの隙間が多く発生していたり、釘止めしている部分の割れが見られました
    また早めに手当てをしていきたいというお考えで、10年・20年と年数を守って施工したいご意向でした
    というのも前回の外壁塗装の際に塗装で対応した窯業系の幕板が部分的に吸水→柔らかくなってしまい劣化し削れ取られている、状態でした
    台風などの際に落下する心配もあり、部分的な幕板の交換し、シールと塗装で修理する、と当初は提案させて頂きました

    (対策)
    幕板の板金カバー:足場を組み全体を確認してみると、交換する必要のある箇所が予想よりもやはり多いことが分かりました
    しかし腐食部分は幕板の上部の角部分がほとんどでしたので、弱った部分を取り除き乾燥させてから、シーラーで基材を固め、パテ処理を行って型取りして全体を板金でカバーする方向に変更しました
    こうすることで部分的な交換よりも、一周全体を長い期間にわたってガードすることができ、安心度を増すことができました

    外壁の割れ:割れには通常シーリングで補修を行いますが、薄く打っても効果が小さく、厚く打つと補修跡が目立つ、という難しさがあります
    そこで今回はエポキシ樹脂のプライマーを使用してまずひび割れ内部を固めて再発を防止してから、「リペアエポ」という同じくエポキシの注入材を用いて、表面に盛り上げず平らに補修を行いました

    サイディングボード板間のすき間:サイディングは下から順に張り上げていきますので、年数を経て下から見上げてみると板と板のジョイント部分が開いているように見えます
    小さいものは特に問題はありませんが、大きくなると雨水が壁内に浸入する原因となりますので、外壁の下塗りが終わった段階で充填し、それから色の塗装へと移行するようにしました

    (全体)
    外壁の塗料は低汚染型の遮熱タイプを使って、長い期間美観を保てるようにしました
    また前面が道路のため西日がよく当たる立地でしたので、西寄りの外壁には上塗りを+1回して対候性を高めるように注意しました
    既存幕板の上部にも補修の後に仮シーリングを打ってから、幕板の板金を取り付けて、外壁との取り合いにもボリュームを持たせてシーリングをのせるようにしました
    2重の対策で幕板裏側に水が回らないようにして仕上げるようにしました
    シャッター部分の雨戸は、比較的きれいな状態を考慮して塗装しないことにしましたので、ボックスのみさび処理と共に近似色で塗装しました
    外壁等が完成してから、エアコンを入れ替えるため余分が出た化粧カバーを、劣化した復旧させる箇所に回し取付たり、かなり錆びたトイレの配管の金具を新しいものに交換したり、基礎を保護するクリアー塗装を施したりし全体が完成となりました(和歌山市神前にて)

  • シーリングの量が少なくならないよう注意する

    外壁塗装
    施工前 BEFORE
    施工後 AFTER

    令和6年4月27日から6月9日まで(紀の川市貴志川町)

    (ご相談内容)
    ・1階事務所入り口ドア上に雨漏りが発生しており、色々と手立てを取ったのだが現状は止まっていない
    ・屋根からの排水がうまくいかず雨水が溜まっている状況があり、竪樋の接続が悪く途中で溢れており、汚れがついて見栄えがよくない
    ・普段人の目が届かない箇所に鳥の巣がたくさんあり、一部は素材が排水を妨げているため取り除き、対策を講じたい
    ・外壁全体に色合いが良くないため、明るい色合いにして雰囲気を変えたい
    ・台風時など飛来したものでALCの外壁が傷つき、雨水の染み込みが心配なので埋め戻して修繕したい
    ・屋根を塗装した方が良いのか、しない方がよいのか判断したい
    などなど、多くの気になっている点や対策した方が良い点がありました

    (対策)
    シーリング:ALCの外壁については目地部分は増し打ち、窓周りや板金周りなど量をのせにくい箇所は撤去し、バックアップ材を入れ直してから打ち替えで対応することにしました
    使用材料はウレタンではなく、長く持つ耐久性のことを考えて、たとえ工場の外壁であっても1液の変性シリコンを使うことにしました
    こちらは先打ちでシーリング工事を行ってから、塗装作業としました
    パネルの外壁は塗装を先に終えてから、最後にシーリングで仕上げる工程としました
    合計200キロ以上のシーリング材料を使用し、ケチらずにたっぷりと外壁にのせるよう施工することを心掛けました

    雨漏り:まずは原因を探るために散水調査を実施し、これまでに手を入れられている部分も含めて調べていきました
    1階屋根板金など沢山の場所にシーリングが施工されており、なかなか止まらなかった雨漏りであったことが見て取れました
    順番に水を掛けていく中で、一つの箇所だけが待機時間5分足らずでドア付近に水が落ちてきたため、原因となる外壁の箇所の絞り込みが出来ました
    今回はシーリングをボリュームつけて止水対策とすることにしました

    サビ:外壁には多くの配管・配線が残っていたため、今回の工事で使用されていないものはすべて取り除いていきました
    それらを外壁に取り付けている金具やバンド類はサビており、さびが外壁に汚れとなって垂れるため美観を損ねていました
    必要な金具は一旦取り外し、塗装作業を終えてから新しい金具へと取り替えて、当分の間錆びることがないように対策をとりました

    シリコンシーリング:塗装がくっつかないシリコンのシーリングは他の業者さん(電気屋さん・設備屋さん)が使用します
    今回もいたるところに使われており、塗装する箇所にあるものは取り除いた上でバインダーをはさんで塗装がひっつくように下処理を行いました
    塗装してすぐはなんとかくっついているように見えるため分かりませんが、年月が経つとこのような処置をされていない部分は、塗膜がめくれて美観を損なる原因となります よって一つずつ面倒でも行いました

    (全体)
    塗料はALCの外壁には1液遮熱フッソ塗料を用いて、3分つやのブルー系で仕上げました
    金属のパネル外壁が正面側にありましたので、こちらは2液溶剤フッソ塗料を用いました
    パネルの方はシーリングを後打ちで行い、外壁の塗装が終わってからシーリングと古いバックアップの撤去をして、新しくボンドブレーカーのテープとバックアップ材を部位ごとに種類を変えて入れるようにしました

    また陽のよく当たる部分は塗装回数を調整し増やしたり、シーリングの劣化が進みそうな部分には板金加工で日光をガードするものを取り付けたりし、全体として均一に長持ちが保てるように配慮しました
    外壁の傷ついた凹凸部分には、シーラーで下塗りをしてから外装用パテで埋め戻し、テクスチャー(模様)を戻してから塗装工程へと移るようにしました

    竪樋については外壁に取り付ける金具の数を増やして強度を上げ、ジョイントでずれが発生しにくいように対策しました また排水を妨げないよう泥類は全て始めに取り除いて流れをチェックしてから取り付けるようにしました
    またメッキ加工されたパネル部分は、ペーパー掛けを入念にして足つけをしっかり行ってからプライマーの塗装へと移行したり、サビている箇所以外にもさび転換剤を塗装して、下地をきちんと固めてから色を塗っていくようにも注意しました

    外壁全体をブルーグレーの色で仕上げましたので、バルコニー内は色を変えて白系にし、遠目にすっきりとした印象でまとめるように配色しました
    6月に入りましたが、ちょうど梅雨入り前にこまかな部分も完了し、天候が良い時期に仕上げることができました(紀の川市貴志川町にて)

  • 排水不良と水切り板金の立ち上がり不足による雨漏り

    雨漏り調査
    施工前 BEFORE
    施工後 AFTER

    令和6年4月25日(和歌山市紀三井寺)

    (ご相談内容)
    雨が強く降った際に、2階バルコニーに出る窓上からポタっと落ちてきたため気付いたとのことでした
    これまでは台風時などにも特に気にならずに過ごしてきたそうです
    現場を確認させて頂いてからも経過をしばらくの間観察して頂いておりましたが、雨量が増えて一定量を超えると漏れていることが分かりました
    また風向きはあまり関係なく、まっすぐの雨でも漏れることもあるということでした

    (雨漏り散水調査)
    問題となっている箇所の上には屋根に小屋が乗っており、そのサイド側に何か原因があると予想していました
    散水の前に天井裏にも上がらせて頂いて確認したところ、今回漏れた側ではない反対側もやはり雨漏りの痕がありました
    そこで原因は似たものと想像しましたが、念のため両サイドをそれぞれ分けて散水して調査し確認する計画を立てました
    1つの側に散水ポイントを3か所ずつ、1か所につき10分間の調査時間で進めていきました
    その結果、雨量が多くなると一時的に水が溜まる時間がありそれが板金の頂点を超えてしまうと屋根裏に回っていることが判明しました

    (雨漏り修繕工事)
    散水結果に基づいて雨水の排水を妨げている屋根瓦を削り、スムーズに水が流れるようにしたうえで、二重の対策としてL型の水切り板金をプラスして差し込むようにしました
    場所が屋根の端近くだったこともあり、足場があまり無い片側の方は苦戦しましたが、安全に配慮して終えることが出来ました(和歌山市紀三井寺にて)