施工実績 WORK
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鉄部にダブルさび止めで錆びにくいよう
屋根塗装施工前 BEFORE施工後 AFTER令和7年3月5日から17日(和歌山市松江)
(ご相談内容)
倉庫の入り口上にあるひさしのサビが激しくなってきており、このままさびが進行すると屋根の穴あきが多くなりそうな状態でした
出入りや下を車が通るため、足場を組まずに施工してもらいたいというご要望もありました
そこで組み立て式の移動足場を用いて、スパンを区切りながら進めていくことにし、同時に屋根があり雨は掛かりませんが湿気が滞留し、塗膜に悪影響を及ぼさないように湿度の低い日を選んで塗装作業を行うことにも注意することにしました
またできるだけさびの再発を防ぐため、とりわけケレンとさび止めの塗装に注力できるよう人員を手配しました
(対策)
ダブルのさび止め:機械によるさび落としを行ってから、塗る部分以外の周りを養生をしつつ、まずサビ転換剤を塗装し、上向きたっぷり塗りにくいため必要な箇所は2回塗りを行いました
これにより現状のさびの進行をストップさせ、その上で通常のさび止めを塗り重ねて、新たなさびの発生を抑えるようにしました
穴あきへの対処:施工前は分かりませんでしたが、さびを落とすと腐食によりすでに穴が開いてしまっているところが散見されました
さび止めの塗装が済んでから、上側からはブチルテープにより、下側からはシーリングにより穴を塞いで、雨が落ちてくることがないようにしました
塗膜の対候性:色は2液型シリコン樹脂塗料を用いて行い、特に影の部分は太陽光の加減により1回目と2回目が分かりにくいため、1回目に仕上げよりある程度薄い色で塗装し、仕上げを濃い色にして塗り残しがないようにしました
(全体)
前回の塗装からの年数経過に加えて、風がよく通る立地でもあり、潮風の影響を受けてさびてしまう場所でした
とはいっても高さ6mがあり、頻繁にはメンテナンスしにくい条件もあるため、塗装でできる限りの処置を行いました
また大屋根の軒樋が一部台風により留め金具ごと破損してしまっていました
調べたところすでに廃盤品の部材で、残っている部分との接続がジョイントにより出来なかったため、エンドで区切って設置し、竪樋につなげました
この作業には足場を建てましたので、合わせて出来る事として、照明を外した壁のすき間には板金を加工して取り付けるようにもしました
最後に基礎ブロックも同色で塗り上げ、色を合わせることでまとまりを出して完了となりました(和歌山市松江にて) -
外壁は低汚染機能塗料・屋根は遮熱フッソ塗料
外壁塗装施工前 BEFORE施工後 AFTER令和7年3月3日から26日(和歌山市松江東)
(ご相談内容)
以前より訪問営業の会社がよく訪ねてきて、そろそろ塗装しないと、と感じておられたようですが、なかなかタイミングが揃わずに延ばしてしまっていたそうです
サイディングの反りが出ており、それもあってシーリングの劣化が激しく、防水性能も心配だったとのことでした
あまりにも口が開いてしまっていた目地については、ホームセンターで材料を買ってきて脚立で届く箇所は上から塞ぐように打っていました
今回はシーリングを窓周りも含めて全撤去&打ち替えをし、傷んでいる部分にはそれぞれの部位に応じて下地処置を行ってから、全体の外壁塗装を進めていくことにしました
(対策)
外壁サイディングの反った箇所:シールを撤去してから、サイディングの重なりに合わせて、上下とも効く場所である程度固定できるように、ビス止めを行いました
その上でシーリングを新しく打ち替えることで、揺れをシーリングだけで受け止めて、早期にシーリングが切れることを防ぐように対策を取りました
ご自分で打たれたシリコンシーリング:シリコンは塗装が上には乗らないため、せっかくお客様が打ったものですが、すべて丁寧に取り除きました
その上で新しく変性シリコンシーリングを充填し、外壁部分にはみ出していた部分にはシリコン用のバインダーを塗布して塗装の付きを確保しました
雨戸のさび:全体的に雨戸ボックスとシャッターにサビが多く発生していました
通常早い段階ですと、小さな白っぽいサビですが、カーポートがあり湿気が滞留する箇所は大きく赤さびにまで進行してしまったいました
時間をかけてさび落としを行ってから、転換剤により黒さびにした後、なるべくさびの跡が見えにくいようサフェーサーを塗装してから色を塗るように処理しました
セメント瓦の劣化:外壁に比べて屋根は傷みが少なかったのですが、部分的にセメント素地が見えてきていましたので、その部分には先に補修塗りで下塗りをしてから全体の下塗りをもう一度行うようにし、回数を増やす対応をしました
樋のジョイント補強:軒樋の長さが長い面で雨が溜まってしまい、つなぎ目が年数により緩くなっているため水がぽたぽたと落ちていました
樋そのものを修繕するほどではなかったため、ジョイントの内外でボンドにより補強を施して、下に落ちてこないようにしたうえで、樋の塗装を行いました
(全体)
今回は新築時から気にいっているという色を復元するかたちで全体を仕上げました
明るい外壁に、黒系の屋根と付帯部、白い軒天井、というすっきりとした色調になりました
塗装していく途中で、サイディング同士の板間も隙間が大きくなってしまっていたため、全て充填して風雨の際に雨が入ることがないようにしてから、仕上げを塗るように進めました
バルコニー内では、ちょうど作業にとって困る下の位置にアンテナが付いていましたので、壊すことがないよう、且つ塗り残すこともないよう、毎日取り外して夕方仮復旧するようにして、その部分もしっかりと塗り上げることが出来ました
またバルコニーの床はFRP防水がまだしっかりしていましたので、洗浄と保護塗装のグレーのみ行って、またこれから長持ちできるようにしました
破風のシーリングは切れていませんでしたが、それほどボリュームのない薄い部分ですので、念のためこちらも撤去して、ボンドブレーカーを入れ直してから打ち替えを行いました
足場を撤去してから、最後にサンルーム屋根を一旦取り外して、軒と外壁を塗装して、エアコンのテープやバンドなと細かな点もチェックしてから完成となりました
(和歌山市松江東にて) -
外壁サイディング 無機クリア塗装で強度UP!
外壁塗装 屋根塗装外壁補修 touchup施工後 AFTER令和7年1月8日から25日(和歌山市野崎)
(ご相談内容)
築年数のまだ浅い家でしたが、外壁サイディングのコーナー部分の塗装が剥げてきており水が染み込まないかと、外壁よりも屋根全体の劣化が気になっているということでした
実際に上がってみると割れ等は一つもありませんでしたが、新築時にグレードを上げずに標準仕様で建ててもらったとのことで、10年未満でも色あせは進行している状態でした
現状ではまだ吸水が多くなく、屋根材の反りも大きくなっていないため、今のうちに塗装を施して耐久性を高めるのが良いという判断になりました
外壁は一見きれいな状態で、シーリングの切れもほとんど見受けられませんでしたが、色で塗ってしまうのではなくサイディングのデザインを残すため、今回早めにクリアー塗装で補強することになりました
(対策)
屋根塗装は劣化具合に合わせて今回は下塗りを2回塗りとし、縁切りを行ってから無機塗料の遮熱タイプで仕上げました
また板金部分の釘がいくつか浮いてきており、塗装が付かないシリコンシーリングが上に打たれていましたので、外した上でビスに交換して変性シリコンシーリングで雨水が入らないように対策しつつ、塗装工程を進めていきました
軒天上周りの鼻隠しや換気部材も所々プツプツとサビが発生してきていましたので、丁寧にケレンして平滑にしてからさび転換剤を使用してさびの進行を抑えて塗装を行うようにしました
気になっていた外壁のコーナー部分は洗浄後に、吸水を止める下塗りをしてからサイディングのデザインに合わせた色を作って補修塗りを行いました
1回塗りではしっかりと色が付かなかったため、少し色を調整しながら2回塗りとしました
今回は先打ちでシーリングを打ち替えて、冬季のため乾燥日数をしっかり確保したうえでクリアー塗装を下塗り1回、無機系クリアー上塗り材で2回行いました
(全体)
付帯部は元の色を復元する仕様で行い、主にブロンズ系の2液シリコン塗料を用いました また雨戸のシャッターも当初は塗らない予定でしたが、2階部分にサビが発生しかけていたためさび止めと共に色の塗装をすることにしました
基礎部分は新築時に色が塗装されている仕様だったので、今回もグレー系の艶を抑えた色合いで仕上げました 基礎を塗ることにより、全体が引き締まり完成度が上がったと思います
クリアー塗装は薄く塗装すれば良いのですが、しっかりと塗布量を付けようと思うと、時間が経ってから塗料の垂れが発生するため、上塗りには細心の注意を払って確認を行いました
そのあたりが色の塗装と少し感覚が異なる点ですが、気をつけたおかげで耐久性を持たせながらきれいな仕上がりとすることが出来たと思います
塗り手としても外壁・屋根ともに無機塗料できっちり塗装しましたので、これから長持ちしてほしいです(和歌山市野崎にて)