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施工実績 WORK

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  • 現場判断で標準の塗装仕様から塗り回数をプラス

    外壁塗装
    施工後 HIRAYA
    施工後 OMOYA

    令和6年10月7日から11月14日(和歌山県紀美野町)

    (ご相談内容)
    増築した部分も15年以上経過してそろそろ塗装の時期かなと考えたことに加え、母屋の方は何度か塗装しているものの築50年となったため、塗って長持ちさせることができる箇所は合わせて一度塗装メンテナンスを、とご紹介頂きました
    見させて頂くと、塗り易いところはご自分で塗料を買ってきて少し塗っていたり、と気に掛けている様子が分かりました
    しかし破風など高いところにある木の板が露出している部分で雨がよく当たるところはすでに劣化が進んでおり、塗装では改善が見込めないため板金工事での対応とすることにしました

    外壁には、目地だけでなく窓周りを含めて、これまでどこかの工事のタイミングで「シリコンコーキング」が打たれており、ある程度撤去してからの施工が必要でした
    また現在は使用されていない塩ビ配管・電気配線・器具などが外壁にたくさん取り付けられたままになっており、塗装するにあたって取り除いてから工事するときれいに仕上がると感じました

    (対策)
    まずは高圧洗浄からスタートしましたが、スレート系の屋根材の反りが予想よりも大きく、端部にのると割れやすい状態でした
    自由自在に通るのではなく、割れないように歩く箇所を選択しながら注意して工事を進めるようにしました
    また屋根材の割れに対しては「タスマジック」を使用して補修・強化を行いました

    外壁には給湯器用の小ひさしも取り付けられており、現在はエコキュートとなり不要でしたので撤去の上、板金でカバー工事をしました
    他の板金工事は主に破風に行い、鼻隠しなど塗装で対応する箇所の色に合わせてこげ茶色で取り付けました
    シリコンシーリングは地道に撤去してから、変性シリコンシーリングを打ち直し、外壁にはみ出ていたところには「シリコンカバー」を施して、今回の塗装がしっかりと密着するようにしました

    テラス波板は雨がかり部分の木桟が傷んでいましたので、木材を交換し塗装してから、夏の暑さを考えて波板を熱線カットのもので張り替えるようにしました

    (全体)
    前述のようにカラーベストの劣化が予想よりも進行していましたので、塗装仕様に標準から下塗りと上塗りを1回ずつプラスして強度を上げるようにしました
    また山に近い場所で夜露がびっしりと降りる日が多いため、塗装の終わる時間や乾燥に+となる風の予報にも注意を払って、しっかりと乾き強い塗膜となるようにしました
    前回塗膜が塗られていた木部の塗装には、単に仕上げ色を塗るのではなく「木部用下塗り材」を使用し、それぞれの箇所に合った下地処理をして塗装がはがれにくいようにも注意しました
    初めて塗装する木部には、木部洗浄をしてから「キシラデコール」で塗装を少しずつ3回塗り重ねて、意匠性を保つように分けて施工しました

    今回外壁にはフッソ塗料の遮熱タイプを、付帯部にはシリコン塗料を用いました
    またバルコニーにはウレタン防水(メッシュ入り)歩行仕様としました
    10月はまだまだ暑い日が多く乾きとしては良かったのですが・・雨が多く、晴れる日は露で湿度が高い、という塗装工程には悩ましい季節で全体の日数が長くなってしまいました
    塗装にとって最適といわれる秋が短くなる傾向が近年見られますので、今後いつ工事するのが良いのか・・時期の判断に悩むかもしれません
    最後に台風で飛んでしまっていたカーポートのポリカ板も復旧して完了することが出来ました(和歌山県紀美野町にて)

  • 西面だけの部分的な工事も可能です

    外壁防水工事
    施工前 BEFORE
    施工後 AFTER

    令和6年11月1日から8日(和歌山市西庄)

    (ご相談内容)
    建物西面が空き地となっていて、久しぶりにそこから自宅を見てみると、日当たりがよいためか目に見えて各所が傷んでおり、さびや塗装の剥がれが気になったというご連絡でした
    実際軒下から出ている母屋部分やひさしの前面などの木部はすでにかなり劣化している状態でした
    またひさしの上側である板金部分からは、穴が開いてしまって雨が染み込み内部にまで入り込んでしまっていましたが、現在のところひさしの内部のみで家の中までは気づいておられないとのことでした

    (対策)
    木部はもともと木部用ではない一般的な塗料が塗られており、それが剥がれていることと、水分の吸収が進んで弱ってしまっており、雨で濡れる箇所は塗装では長持ちさせられないと判断しました
    そこでひさし全体を板金で覆うことにし、母屋に関しては雨が掛かる破風より外に出ている部分にも板金でカバーすることにしました
    それ以外の劣化が進んでいない箇所は、塗装対応にして西面全体として耐久性を持たせることが出来るよう調整しました

    (全体)
    板金工事に入る前に、水が回ったひさし内部の弱った下地を取り替えて、取り合い部分の下塗りや鉄部にはさび止め塗装を済ませてから、上にカバー工事を行いました
    また木部には旧塗膜を落としてから塗料の木部用下塗り材を使用し、これからある程度の期間、塗膜がはがれにくにように下地処理を進めました
    各所塗装の乾燥時間を利用して、樋のワイヤー交換や留め具を取り替えたり、合わせて軒樋の塗装を行ったりして、乾燥待ち時間を有効に活用するようにもしました

    風雨が強い時には、(南)西の風と雨がセットになることも多いため、今回のように西面が開けている立地の場合は、劣化スピードが上がったり、時には雨漏りが発生する可能性が高くなることがあり、注意・観察が必要です(和歌山市西庄にて)

  • 雨漏れ対策:金属サイディングと屋根材のふき替え

    雨漏り調査
    板金施工 COVER
    施工後 AFTER

    令和6年9月2日から18日(和歌山市北)

    (ご相談内容)
    数年前より2階押し入れ天井に雨漏れが発生しており、ガス屋さんに紹介してもらった業者さんがとりあえず応急処置してくれたことや、発生が年に1回程度と少なかったこともあり、そのままにしていたようです
    ところが今年に入ってから発生時の雨漏れ範囲が拡大し、量もタオルを置くだけでは間に合わず洗面器で受ける必要があるほどになってきたということでご連絡をもらいました

    事前調査では2階への雨漏れですので、まず屋根を中心に確認しました
    2018年の台風時に南に面した屋根材が何か所か飛来物により割れたことがあり、してもらった応急処置はその下に板を差し込んで押さえるという内容のものでした
    ただ雨漏れの発生場所が北側の部屋側だったこともあり、割れた箇所と離れているため、他の可能性も考えてもう少し範囲を広げて調べることにしました

    今回のお家は連棟形式で建てられている造りで、お隣の屋上防水層の側にこちらの△の外壁部分があるのですが、その外壁と防水層の取り合いなどもシーリングがかなり劣化している様子でした
    通常雨漏り調査は散水で行うのですが、今回は当初から屋根材をめくることが決まっていたため、屋根の葺き替え時に内部から確認して、どこから雨が浸入しているのかを再調査する順番で工事を進めさせて頂くことにしました

    (雨漏りへの対策)
    今年の夏も非常に暑く、屋根での作業が危険だったため9月に入ってからの施工をお願いしたのですが・・それでもまだまだ猛暑でお昼前後の時間帯は作業を中止にし、熱中症対策をしながら屋根材の撤去を進めていきました
    その後一部分のみルーフィングをめくり、内部に入って隅々まで調べることで正確に雨水の浸入口を見つけることが出来ました

    結果、ルーフィングの効きが悪くなってきておりカラーベストが割れた箇所からと、△外壁部分の下側から勾配でこちら側に流れ込んでいることが分かり、かなり雨水が防水層の上に溜まっている状態でした
    既存△の部分はベニヤ板の上にケイカル板を張り付けて、取り合いをシーリングした上で全体を塗装するという簡易な作りでした
    そこでまずは屋根の復旧を優先して進めて、その間に外壁カバー工事で使用する金属縦張りサイディングや板金の段取りをしておくという手順をとりました

    (全体)
    既存屋根材はノンアスベストに代わった初期の材料で、非常にもろく撤去する際にも持ち上げるとすぐに割れてしまうので、荷下ろしで破片を落下させないよう注意しました
    その後ルーフィングを張り直した上に屋根材を葺きなおしていき、最後に再利用した棟板金を同色にて塗装しました

    △外壁部分はお隣の方に了承を頂いて、既存のゴムシート防水を補強するために上からシーリングとウレタン防水を施工しました
    それから下地を組んで金属サイディングを張り付け、サイディングと板金や防水層など各所取り合いのシーリングを行い、2重・3重で雨が流れ込むことがないように対策を取るように気を付けました
    ※それからなかなか強い雨が降りませんでしたが、今月2日(土)の短時間大雨の際にも大丈夫だったとのご連絡を頂きました

    工事の際に屋上で作業させて頂き、お隣の方にはたいへんお世話になりました
    お隣も1階風呂の天井部分への雨漏れが発生しているとのことでしたので、合わせて雨漏れの事前調査を行わせて頂きました
    こちらはある程度雨水が溜まるほどの雨量の際に、シート防水の劣化部分から染み込んでいる雨漏れでしたので、修繕を提案させて頂くことにしました(和歌山市北にて)